"イモトのWi-Fi"で知られる海外用Wi-Fi ルーターレンタルサービスなどを手がけるエクスコムグローバル。渋谷の新しいランドマークとなる渋谷スクランブルスクエアに移転した同社の本社オフィス内における、社内外の打ち合わせなどで使われるラウンジである。コンセプトは「The First Class Lounge」。同社は日本の主要空港にレンタルを行うサービスカウンターを設けており、空港との関係性が強い点から着想し、新しいオフィスのシンボルとなるように、空港の中でも最もラグジュアリーな空間であるファーストクラスラウンジをモチーフに計画した。名称こそエグゼクティブラウンジとなっているが、全社員が自由に使える空間であり、主に社内のコミュニケーション強化や、外部パートナーとのコラボレーションを目的とし、机に向かって仕事するだけではなく、ちょっとした雑談や遊びの中から生まれてくる自由なアイデアを大事にしているエクスコムグローバルの社風を表現した。社員の休憩や食事、そして1人での集中作業、社内外の人との打ち合わせ、会社説明会、社内イベント、レセプションなど、幅広いシーンを想定し、多様なコミュニケーションが図れるオープンな空間となっている。また、窓全体をエクスコムグローバルのロゴをモチーフとしてデザインした面格子で覆うなど、社員がオフィスに誇りを持てるディテールを取り入れた。